「ここのこ」が生まれた理由
きっかけは、6歳の娘の「ブロッコリー」でした。🥦
開発者である私には、6歳になる娘がいます。
多くのご家庭がそうであるように、我が家も毎日が「野菜との格闘」でした。
- 食卓に出した野菜を、どうしても残してしまう。
- 大好きな「ごまドレッシング」をかければ、なんとか食べられるものもある。
- 「これがんばったら、大好きなお菓子あげるから」と、ご褒美を条件に、仕方なく口に運ぶ日もある。
そんな試行錯誤が続いていたある日、私は「AIが自由に絵を描いてくれる」という技術に出会いました。
「もし、自分が食べた野菜が、世界に一つだけの可愛いキャラクターになったら、面白いんじゃないか?」
その閃きを元に、私は夢中でプロトタイプ(原型)を作りました。
娘が「びっくり仰天」した夜 🌙
プロトタイプが出来上がった、まさにその日の夕食。
娘は、やはりお皿の上のブロッコリーを残していました。
いつものように「お菓子あげるから」と言う代わりに、私はこう誘ってみました。
「ねえ、そのブロッコリーを食べたら、すごいキャラクターが出てくるよ」
娘は半信-半疑です。
それでも、小さなブロッコリーをゆっくりと口に運び、「食べたよ!」と私に報告してくれました。
私はすかさず「ここのこ、よびだし!」とプロトタイプを起動。
画面に、食べたブロッコリーをモチーフにした可愛いAIキャラクターがポン!と現れると、娘は「なにこれ!」とびっくり仰天。✨
その効果は、私の想像を遥かに超えていました。
娘はすぐに、今まで手付かずだったお味噌汁を指差し、
「このナスも食べる!キノコも食べる!食べたら、また呼んで!」
と、自発的に苦手な野菜を次々と食べ始めたのです。
そして、その夜。
娘はママにお願いしました。
「明日はお野菜5つ出してね」
「ご褒美」のために仕方なく食べるのではなく、
「新しいキャラクターに出会うワクワク」のために、自ら挑戦する。
この小さな、しかし私たち親子にとっては奇跡のような体験を、今まさに同じ悩みと格闘しているすべての親子に届けたい。
そんな想いから、「ここのこ」は生まれました。
運営者:ここのこラボ